ゆで卵の殻を剥くのが難しい時がありますよね。
どのようにしてスムーズに剥くことができるのでしょうか?
実は、とても簡単で効果的な方法が存在します。
今回は、ゆで卵の殻が剥がしにくい原因と、それに対する対処法を紹介します!
ゆで卵の殻が剥がしにくい主な理由
新鮮な卵は卵白に炭酸ガスを多く含んでおり、これが殻と卵白が密着することが原因であると考えられます。
さらに以下のような内容も殻のむきづらさに関係しています。
- 加熱することにより、卵白の薄い膜が殻に密着します。
- 新鮮な卵を使用すると、卵の気孔から炭酸ガスが抜けていないため、殻が剥がしにくくなります。
- 十分に冷やさずに殻を剥くと、剥がしにくさが増します。
そのため、ゆで卵を作る際は、数日間冷蔵保存した卵を使うことが推奨されます。
ゆで卵を効率良く剥く3つの方法
ゆで卵の殻を効率よく剥くためのテクニックをご紹介します。
これらの方法は、水を使ってゆで卵を扱う際に特に役立ちます。
画鋲を使う方法、氷水での急冷、容器を使った方法の3つを説明します。
卵に穴をあける
ゆでる前に、清潔な画鋲で卵の底に小さな穴を一つ開けます。
この穴は熱で発生するガスの逃げ道となり、水が卵の内部に入りやすくなります。
その結果、殻が剥きやすくなります。
また、最近では100均でも卵に穴をあける便利アイテムが販売されているので、試してみてもいいかもしれません。
氷水で急冷する
ゆで卵を作った直後に氷水に入れて急激に冷却します。
この方法により卵白が収縮し、卵と殻の間に隙間が生じ、剥きやすくなります。
氷水で冷やした後、卵の底を軽く叩いて割り、流水の下で剥くとさらに効果的といわれています。
容器を使う
剥きにくい卵には容器を使った方法がお勧めです。
冷えた卵と少量の水を容器に入れ、強く振ります。
この動作により卵の殻に細かいひびが入り、剥きやすくなります。
ガラス製の蓋付き容器が理想的ですが、無ければコップを使っても構いません。
蓋がない場合は、手で覆いながら振ると良いでしょう。
美味しいゆで卵の作り方のポイント
美味しいゆで卵を作るための基本的なステップから見ていきましょう。
材料
- 新鮮な卵
- 水
- 塩(オプション)
手順
- 卵の準備: 卵は使用する前に室温に戻しておくことが理想ですが、時間がない場合はそのまま使用しても大丈夫です。
- 水の用意: 鍋に卵が隠れるくらいの水を入れ、塩を少々加える(これにより卵が割れにくくなります)。
- 卵の投入: 水が沸騰したら、そっと卵を入れます。冷蔵庫から出したばかりの卵を使用する場合は、冷水から始めて徐々に熱を加える方法もあります。
- 加熱時間: ゆで加減はお好みで調整してください。柔らかい半熟卵で約7分、しっかりした固ゆで卵で約12分が目安です。
- 冷却: 卵をゆでた後は、すぐに冷水に移して冷まします。これにより調理が止まり、殻を剥きやすくなります。
ゆで卵の理想的な調理法と保存のコツ
次に、ゆで卵を上手く剥くための調理法と適切なゆで時間を探ります。
卵の初期温度に応じた鍋への投入タイミングが重要です。
調理のポイント
室温に戻した卵は既に沸騰しているお湯でゆで、冷蔵庫から出したばかりの卵は冷水からスタートさせます。
これにより卵の破裂を防ぎながら、美しい見た目を保つことができます。
見た目を優先しない場合は、沸騰水での調理も一つの選択肢です。
また、鍋に塩や酢を加えると卵白の漏れを防ぎやすくなります。
保存方法と期間
ゆで卵の保存方法と期間についても解説します。
固ゆでの卵は殻がついていれば剥いていない場合に比べると長持ちします。
一般的には殻付きの状態で冷蔵保存をすれば、2~3日保存が可能とされていますが、穴をあけてゆでたものに関しては、出来るだけ早く消費することをおすすめします。
剥いた場合はその日のうちに食べるのが最も良いでしょう。
まとめ
ゆで卵の殻をスムーズに剥けるようになると、料理時のストレスが減少します。
おでんや味付け卵を作る際にも、殻が綺麗に剥けると見た目が良くなります。
この機会に、次に料理をする際にこれらの方法を試してみてください。