昨年植えたチューリップを今年も楽しみたいですよね。
その場合、球根を植えっぱなしにできたらとても楽だと思いませんか?
今回はチューリップを植えっぱなしで咲かせるためのコツを2つお伝えします!
また、植えっぱなしにおすすめのチューリップの原種についてもまとめました。
それでは、手間をかけずに素敵なチューリップを栽培する方法を一緒に見ていきましょう。
植えっぱなしでチューリップを咲かせるための2つのコツ!
連続してチューリップを咲かせるためには、主に以下の2つのステップが重要です。
- 夏季に球根を休ませる
- 秋から水やりを再開し、できれば肥料も与える
暑い夏には球根を休ませる
夏になり球根を休ませるまでにすべきケアがあります。
まず花が終わった後は、茎や葉を根元から切ります。
その後、夏を過ごすために風通しの良い涼しい場所に移動させます。
ただし、直接冷房の風が当たる場所は避けてください。
例えば、人の出入りが多い玄関などは風通しが良く、休ませる場所としておすすめです。
最後に、夏の間は水を与えないでください。
秋の訪れとともに水やりを再開、できれば肥料も
水やりを始める最適な時期は「秋」です!
秋の始まりの目安としては、「紅葉が始まる頃」が一つのサイン。
以降の管理は前年と同じように行いますが、いくつかの点に注意が必要です。
秋から春にかけてのチューリップは乾燥に非常に敏感です。
花が咲き終わるまで水やりを怠らないようにしましょう。
そして可能であれば緩効性肥料を土の上にばらまくのがおすすめです。
水やりを再開する頃には、屋外に出して冬の寒さを経験させてください。
チューリップは寒さに強いので、その点の心配は不要です。
手間いらずで素敵な原種系チューリップ!おすすめ5種を紹介!
原種系チューリップは、花が小さめで背丈の低く葉もすらっとしています。
よって私たちが普段イメージするチューリップとは少し異なるようですが、よく見るチューリップとは一味違った魅力があります!
そんな特に手軽に栽培に取り組める魅力的な原種系チューリップの品種を5つご紹介します。
ライラックワンダー
花期: 4月
草丈: 10~30cm
この原種チューリップは、爽やかなピンク色が魅力的です。
特徴的な鮮やかなライラック色の花を咲かせ、原種チューリップの中では大きめの花を楽しめます。
また、どちらかというと地植えに適しており、排水性の良い土壌を好みます。
しかし排水性の管理さえすれば、鉢植えでも毎年美しい花を楽しむことができるので、人気の品種です。
チンカ
花期: 4月
草丈: 10~30cm
黄色とオレンジの鮮やかな色合いが特徴の原種チューリップです。
花弁の内側は明るい黄色、外側はオレンジ色で、バイカラーが目を引きます。
この黄色とオレンジの色合いは花壇で特に目立ち、放っておいても毎年開花する人気の品種です。
この品種は日本の気候にも適応しやすく、容易に栽培することができる傾向にあります。
レディージェーン
花期: 4月
草丈: 10~30cm
赤と白のコントラストが印象的な原種チューリップです。
花弁は内側が白、外側が赤の鮮明なバイカラーが人気の理由の一つです。
また変わった特徴として、日光によって花が開閉し、変化に富んだ表情を見せることが挙げられます。
ホワイトガーデンにアクセントとして植えられる方も多いですよ。
サクサティリス
花期: 3~4月
草丈: 10~25cm
ピンクと黄色のコントラストが魅力的な原種系チューリップです。
また花は日中に水平近くまで開き、夜になると閉じます。
ライラックワンダーと少し似ているようにも感じますが、ピンクの色合いや、黄色との色合いの比率などを見ると違いがあります。
とても可愛らしい印象が特徴です。
リニフォリア
花期: 3~4月
草丈: 15~20cm
チューリップの赤を楽しみたい!という場合は鮮やかな赤のリニフォリアがおすすめです。
赤い花に黒い中心部が印象的な見た目といえます。
また、草丈は約20㎝と小さめなのも特徴です。
ロックガーデンにも合いますし、寄せ植えは春の早い時期に咲くビオラなどと相性がいいです。
まとめ
植えっぱなしで栽培するチューリップの管理のコツとおすすめの品種についてご説明しました。
ポイントは、
- 暑い時期には水やりを控え、夏越しのための準備を行うこと。
- 水やりを再開するのは、秋から。
ということです。
また、植えっぱなしで栽培しやすいチューリップとしては、原種系がおすすめです。
一般的にイメージされるチューリップとは少し違った魅力のある品種が多いので、ご自身の好みに合った原種系チューリップを見つけてみてください。
これらのポイントをしっかりとおさえて、植えっぱなしのチューリップ栽培に挑戦してみましょう!