ローズマリーを庭に植える際の成功の秘訣は、日光をたっぷりと浴びること、水はけのよい土壌を選ぶこと、そして酸性の土壌は避けることが重要です。
このハーブは一度植えると植え替えを好まないため、最初から栽培に適した場所を選んで植えることが大切です。
地植えを行う場合は、植物同士の間に40cmから50cmのスペースを空けることが理想的。
これにより十分なスペースを確保できます。
ローズマリーは非常に頑強で丈夫なハーブなので、地植えした後は必要な分だけの水やりと肥料で十分ですよ。
ローズマリーを地植えするためのポイント
地面に直接植えたローズマリーはあまり手間がかからず、日常の水やりもほとんど必要ありません。
ですが、植え付ける際に注意すべき点をいくつかお伝えします。
湿度が高い土は避ける
ローズマリーを植えるなら、日差しがたくさん当たり、排水の良い土壌を選びましょう。
湿気が多く暑い場所では根が腐る可能性がありますので、乾燥して暑い気候を好むローズマリーに合った植樹場所を選んでください。
たっぷり日光を当てる
光の少ない場所では、ローズマリーの花つきが悪くなることがあります。
日当たりの少ない場所では、あまり花が咲かないことが多いです。
花を楽しみたければ、日光がしっかりと当たる場所への植え付けをおすすめします。
植樹時期は極端な季節を避ける
過度に暑い期間や寒い期間は避け、春や秋の穏やかな時期に植樹するのが最適です。
植え替えは最小限に
ローズマリーは強い植物ですが、環境の変化には敏感に反応します。
地植えするなら、初めから長期的な目線で場所を確かめておきましょう。
基本的に水やりは不要
地植えしたローズマリーは、苗の間は水をあげる必要がありますが、最終的には雨水だけで十分です。
しかし、暑い期間に土が乾いていたら、朝の涼しい時に水を与えるのが良いでしょう。
肥料はほとんど必要なし
普段は肥料を与える必要はありませんが、与える場合は根元から離れた場所へ緩効性肥料を。
肥料の過剰使用は根を痛める可能性があります。
剪定時には葉を残す
ローズマリーは枝葉が密集するため、定期的な剪定が必要です。
剪定する際に葉を全て取り除かないようにしてください。
枝だけでは新芽が出にくいからです。
また、剪定を怠ると枝が過剰に茂ります。
特に雨が多い季節や夏は、剪定をこまめに行い、通気性を良く保ちましょう。
木質化は自然な過程
初めは緑が鮮やかなローズマリーも時間が経つにつれて木質化が進み、外見が悪くなったり、香りや味が落ちることもあります。
地植えの場合、これは避けられない自然の進行と受け入れましょう。
ローズマリーを地植えする間隔
ローズマリーは、植えるときに各株を40〜50センチメートルほど離して配置すると良いでしょう。
細かくいタイプのローズマリーなら、株間30〜40センチメートルのスペースが適していますが、そうでない種類の場合は、もう少し広めの50〜70センチメートル開けることをおすすめします。
プランターなどに植えた後、ローズマリーの間に空間が気になるときは、別の植物を添えてディスプレイを整えるのも一つの方法です。
ローズマリーは剪定や刈り込みによって、株をコントロールしやすい植物。
ただし、植え替えをあまり好まないため、一度地植えにした後で植え替えしようとすると、植物にストレスやダメージを与える可能性があります。
そのため、最初に植える位置を慎重に考え、計画通りに植え付けることが大切です。
ローズマリーの水やりガイド
新しくローズマリーを土に植える際は、土がしっかり乾いているのを確認した上で、特に朝の涼しい時に水を与えることがお勧めです。
根がしっかりと定着すると、追加で水をやる必要はほとんどなくなります。
ローズマリーのような植物は、降雨や土壌に蓄えられた水分だけで充分な場合がほとんどです。
しかし、季節の変わり目に雨が少ない時期もあります。
植物の葉の色が変わったり、土が完全に乾いてしまったりしたときは、水やりが必要。
その場合は、充分な水を与えてください。
ローズマリーの冬越し
ローズマリーは気候の変化に対する頑強さで知られるハーブです。
寒い地域でも大丈夫なので、温度がマイナス5℃からマイナス10℃程度に下がっても、多くの場合、強く生き延びることができます。
寒さがやや苦手なタイプであっても、マイナス5℃くらいならば耐えることができることが一般的です。
さらに、少々の霜が降りる程度の寒さであれば、ローズマリーはストレスを感じることはありません。
しかし、厳しい霜は苦手なので注意が必要です。
耐寒性の度合いは品種によって異なるため、特に寒冷な地域で露地栽培する際には、寒さに強い種類を選ぶことが重要です。
また、冬が本格的に到来する前にローズマリーを適切に剪定しておくと、寒さから来るダメージを受けにくくすることができます。
まとめ
ローズマリーは扱いやすいハーブの一つです。
適切に植えられたローズマリーは、少ないケアで管理することができます。
数年後に木化してしまった場合は、新しい苗木を作るために挿し木や株分けを行うこともおすすめです！
