ローズマリーの寄せ植えについてと相性が良いハーブと良くないハーブについて詳しくご説明します。
一般的に寄せ植えは難しいといわれるローズマリーの寄せ植えは可能なのでしょうか?
結論、いくつかの注意点を意識することで寄せ植えができる可能性を上げることが出来ますよ!
また、その際に参考にしてもらいたい相性の良いハーブについても紹介していきますね(^^)/
ローズマリーは寄せ植えに適さない?
ローズマリーは、相性の良い植物と一緒なら寄せ植えが可能だとよく言われますが、「ローズマリーは寄せ植えに向かない」という意見もあります。
これには主に2つの理由が関係しています。
- 植え替えを嫌う
- 長年サイズアップし続ける
ローズマリーは植え替えに非常に弱い植物です。
特に根を触られるのを嫌います。
またローズマリーは長期間にわたってサイズアップするので、時間が経つと根が大きくなり、茎は木質化し、鉢の中は根で満たされてしまいます。
単体の鉢植えなら土ごとサイズを上げた鉢に移し替えることはできますが、他の植物が寄せ植えされているとそうもいきません。
よって植え替えが得意でないローズマリーを寄せ植えすると、一緒に植えている他の植物の植え替えも難しくなってしまうのです。
寄せ植えをする場合の注意事項
これらの理由から、「ローズマリーは単独で植えるべき」という意見があります。
しかし、それでも寄せ植えを楽しみたい!キッチンハーブの寄せ植えを作りたい!という方もいると思います。
その場合は以下の注意点を意識してみてください。
- 十分な空間を確保する
- 2~3種類のハーブを選ぶ
- 株間に仕切りを設ける
植物が密集し過ぎると風が通らなくなってしまいます。
よって2~3種類の相性の良いハーブを選び、最低でも拳一つ分の空間を保って植えましょう。
また、寄せ植えの際は根が絡まることがあります。
これを防ぐためには、株間に仕切りを設ける方法があります。
例えば、100均で手に入るようなプラスチック製の下敷きをカットして間仕切りにできます。
これらの注意点を意識することでローズマリーの寄せ植えがうまくいく可能性がぐっと上がりますよ。
ローズマリーと相性のいいハーブの選び方
そんなローズマリーと相性が良い植物の特徴は何でしょうか?
ローズマリーは、寒さに強く、湿潤を嫌います。
よって同じ性質をもつ植物との相性が良いといえます。
それでは、ローズマリーと相性の良いハーブを見てみましょう。
ローズマリーと相性の良い代表的なハーブ
ローズマリーと似た特徴を持つハーブには、以下があります。
- タイム
- セージ
これらのハーブは、初心者でも比較的栽培しやすいとされています。
タイム
タイムは、高温多湿を避け、寒さと乾燥に強い環境を好む性質があります。
形や香りが異なる多くの品種が存在しており、その中でも「コモンタイム」が最も一般的です。
その他には、レモンタイム、シルバータイム、ゴールデンレモンタイム、クリーピングタイム、ウーリータイムなどもあります。
料理では、ローズマリーと同様に、肉や魚の臭み取りや香り付けに用いられることが多いですね。
そして日当たりと水はけの良い場所で育つため、ローズマリーとの相性がいいといえます。
セージ
セージも、ローズマリーとは性質が似ているため相性が良いです。
ただし、梅雨時の高温多湿には弱いので注意が必要。
セージはハーブティーや肉料理の香り付けに使われますが、タイムやバジルに比べると料理での使用は少ないかもしれません
主な種類には「コモンセージ」をはじめ、クラリセージ、ゴールデンセージ、パープルセージ、パイナップルセージなどがあります。
ローズマリーと相性の良い他のハーブ
ローズマリーと良く合う、他のハーブもいくつかあります。
- オレガノ
- バジル
- パセリ
- ローリエ
- スープセロリ
これらのハーブは主に料理で使われるため、キッチンハーブとしての寄せ植えにおすすめです!
ローズマリーと相性の良い花
ローズマリーと比較的相性の良い花もいくつか紹介します。
- デージー
- シルバーグリーン
- ビオラ
- プミラ
- クリスマスローズ
ローズマリーは立ち性で高さを出したり、匍匐性で範囲を広げたりと、品種によって一緒に植えた花を引き立たせることも!
ただしローズマリーは植え替えを嫌う性質があるので、長期的な目線をもって一緒に植える花を選んでください。
ローズマリーと相性が良くないハーブ
ミントは湿潤な環境を好むのに対して、ローズマリーは湿潤を避ける傾向があります。
よって両者とも寒さには強いですが、ミントは水を好むのに対し、ローズマリーは水分過多に弱く、相性がよくありません。
加湿を好むかどうかは水やりのペースに関わってくるので、ペースが違う植物を一緒に育てるのは難しさがあります。
そのため、ミント系のハーブとローズマリーは一緒に植えないことをおすすめします。
まとめ
ローズマリーの寄せ植えに関して、また相性の良いハーブ、相性の良くないハーブ、について解説しました。
ローズマリーは根が張りやすく、木質化しやすい性質があり、植え替えが難しいです。
よって基本的に寄せ植え自体が難しいとされています。
しかし以下の注意点を意識することで寄せ植えが成功する確率を上げることもできます。
- 十分な空間を確保する
- 2~3種類のハーブを選ぶ
- 株間に仕切りを設ける
相性の良いハーブとの寄せ植えを行って、可愛いキッチンハーブの鉢を作ってみるのもいいかもしれませんね(^^)/
タイムやセージは初心者でも育てやすいハーブですので、これらとローズマリーを組み合わせてから挑戦してみるのもおすすめです!