保育園に通い始めると、お子さん用のお昼寝布団を準備する必要があります。
選択肢が豊富で、どれを選べば良いか迷うことも多いですね。
お昼寝布団を選ぶ際は、
- サイズ
- 厚み
- 持ち運びやすさ
- 快適性
など、何を優先するかが重要です。
最適な布団を選ぶための重要なポイントと、失敗しないためのアドバイスをご紹介します。
保育園用お昼寝布団の選び方のポイント
保育園に入園する前に、
- お昼寝布団の寸法
- カバーの種類
- 持ち帰りの頻度
など、園の指定を事前に確認することが大切です。
入園説明会や配布資料をよく見て、必要な情報を把握しましょう。
徒歩や自転車での送迎をする場合は、布団の持ち帰り頻度を事前に調べておくとスムーズです。
保育園で求められるお昼寝布団の規格
多くの保育園では、お昼寝用の布団の標準サイズとして横80cm×縦120cmが推奨されています。
このサイズは多くの子どもが年長になるまで使用可能です。
背が高い子どもの場合、足が出ることもありますが、ダメということにはならないようです。
布団の厚さには2~3cmの薄型から、5~6cmの厚型までさまざま。
厚型は快適な睡眠に適していますが、保育園によっては収納の都合や子どもの取り扱いやすさを考慮して薄型を推奨する場合もあります。
布団カバーの選び方
布団カバーを選ぶ際には、素材やデザインが重要な選択肢となります。
見た目も大切ですが、機能性を考えると綿100%のカバーがおすすめです。
綿は肌触りが良く、通気性に優れているため、寝汗をかきやすい子どもには特に適しています。
ポリエステルは軽くて扱いやすい反面、使い続けると毛玉ができやすく耐久性が劣るため、長期的には綿がおすすめです。
カバーの種類にはファスナー式とヒモ式がありますが、それぞれのメリットとデメリットを理解し、使用頻度や持ち帰りの状況を考慮して選ぶことが大切です。
【ファスナー式のメリット】
- 安全性が高い
- 布団がずれにくい
【ファスナー式のデメリット】
- 壊れやすい
- 開閉時に挟まるリスクがある
【ヒモ式のメリット】
- 操作が簡単
- 壊れにくい
【ヒモ式のデメリット】
- ほどけやすい
- 布団とのズレが生じることがある
- ヒモに足を引っかける可能性がある
使いやすさを考慮して、適したタイプを選ぶことが推奨されます。
布団の持ち帰り頻度
保育園によって、お昼寝布団の持ち帰り頻度には違いがあります。
たとえば、ある保育園では布団の持ち帰りがほとんどなく、カバーのみ週末に持ち帰って洗うシステム。
一方、別の保育園では月に2回、布団セット全体を持ち帰るなどあります。
頻繁に持ち帰る必要がある場合、特に徒歩や自転車での送迎時には、重くない布団を選ぶことが、日々の負担を軽減します。
保育園のお昼寝布団に名前を書く方法
名前を書く方法の案を4つ紹介します。
直接布に油性マーカーで書く
この方法は手軽さが魅力ですが、一度書いてしまうと消せないため、名前の記入ミスには注意が必要です。
また、将来的に他の子にお下がりとして使う場合には不向きかもしれません。
●必要なアイテム:
布用マーカーまたは油性ペン
●特徴:
- 剥がれるリスクがない
- 用意する道具が少なく手軽
- 一度書くと修正が不可能で、書き間違いに注意が必要
- 名前を消すことができない
アイロンで貼り付ける名前テープ
布団カバーやタオルケット、毛布にはこの方法を用いて名前を付けている方が多い印象です。
保育園で先生が名前を探しやすいように、大きめの名前テープの使用がおすすめ。
●必要なアイテム:
- 布用マーカーまたは油性ペン
- アイロン接着式名前テープ
●特徴:
- 修正が可能で、剥がして再利用が可能
- 取り付けが簡単で手間がかからない
- 名前のサイズに制限がある
- 洗濯により剥がれることがある
- 剥がす際に布に跡が残ることがある
洗濯時に剥がれにくい名前テープの貼り方
洗濯時に名前テープが剥がれるのを防ぐためのコツは、
- 名前テープの角を丸くカットする
- 伸縮性のある名前テープを使用
- アイロンを推奨時間以上しっかり守る
これらのポイントを守ることで、名前テープの剥がれを最小限に抑え、何度も付け直す手間を省くことができます。
名前を記載した布を縫い付ける
この方法はミシンを使ってしっかりと名前が固定されるので、取れにくいです。
しかし、ミシンを持っていない方には難しい方法にはなります。
●必要なアイテム:
- 布用マーカーまたは油性ペン
- 別の布片
- 糸と針、またはミシン
●特徴:
- 名前の書き換えが可能
- 取り外し可能
- 名前が落ちる心配が少ない
- 道具と手間が必要
お名前タグ
アイロン不可のアイテムやお昼寝布団に特に適しているこの方法は、名前テープをヒモや髪ゴムで布団のタグに結び付けることで、簡単に取り付け可能です。
取り外しやすく再利用が可能で、衣類やバッグにも便利です。
●必要なアイテム:
- 布用マーカーまたは油性ペン
- 名前テープ(アイロン接着)
- ひもや髪ゴム
- アイロン
●特徴:
- 名前を書き直せる
- 取り外しが可能で再利用可能
- 取れにくい
- 手縫いで簡単に設置可能
市販のスナップボタン式名前タグは取れやすいというデメリットがありますが、アイロン接着テープを使った名前タグは自宅で簡単に作れ、大量に作っておくことで何度も使用が可能で経済的です。
手間をかけたくない場合は、この方法がおすすめです。
お昼寝布団の選択基準
お昼寝布団を選ぶ際には、個人の優先事項によって重視する点が異なります。
そのため、最も重要とする要素を事前に決めておくと、選択が容易になります。
もし完璧な布団が見つからない場合は、一番重要な要素を優先して選ぶことをお勧めします。
持ち運びの利便性
徒歩や自転車での送迎が多い場合は、持ち運びやすいお昼寝布団を選ぶことが重要です。
子供の荷物と併せてお昼寝布団も運ばなければならないので、軽量でコンパクトなデザインが理想的。
軽くて収納しやすい、収納バッグ付きのお昼寝布団セットが特に便利です。
洗いやすさ
定期的に洗える布団もおすすめです。
特にダニやほこりに敏感な場合は、洗濯機で丸洗い可能なタイプが便利。
防水シーツを使用することもできますが、家で簡単に洗える布団を選ぶと、突然の汚れにも対応できます。
洗濯後にすぐに乾くタイプを選べば、いつでも洗えます。
寝心地
床の硬さが気になる場合や、薄型の布団では使い続けるうちに劣化しやすく、不快感を感じることがあります。
その場合は寝心地が良く、適度な厚みのある「中わた綿100%の敷布団」がおすすめ。
このタイプの布団は耐久性も高く、長期間使用することが可能です。
お布団のフルセットの必要性
お昼寝布団を一式で購入すると、全てが揃って便利に思えますが、実際には必要のないアイテムが含まれていることも。
特に、保育園によっては枕や枕カバーを使用しない場所もありますし、車で送迎する場合は収納バッグが不要なこともあります。
また、赤ちゃん時代に使用したベビー布団を掛布団として再利用する方もいます。
敷布団とそのカバーだけが本当に必要な場合もあるため、購入前に何が実際に必要かをよく検討することが大切です。
まとめ
お昼寝布団は多種多様です。
価格やデザイン、洗濯のしやすさなど、選ぶ基準は人それぞれですが、最も重要なのは子どもたちの寝心地かもしれません。
子どもがお昼寝の時間を快適に過ごせるよう、品質に満足できるお昼寝布団を選べるといいですね。
また、保育園の方針を確認し、将来的な使用を見越して名前の書き方も選択してみてください。