マスクをつけた際に、中に水滴がたまる現象の原因と対処法についてまとめます。
マスクをつけると、中に水滴が発生し、とても不快な気分になった経験はないですか?
特に寒い冬などに経験している方が多いと思います。
これは結露が原因で、暖房のきいた室内の窓にできる水滴と同じ仕組みで発生しています。
マスク内と外の温度差があることで結露となっているのです。
そして厄介なのが、マスクが少し湿ることは保湿になりますが、過剰な水滴が発生すると肌荒れを引き起こす可能性があること。
なので、肌荒れの観点からみても、マスクに過剰な水滴がつくことは防ぎたいところです。
この記事では、結露がなぜ起こるのか、またその対策方法を詳しく解説し、マスクに付く水滴問題に対応する方法をご紹介します。
マスクの中に水滴がつく理由
マスクをつけると、内側に水滴ができることがあります。
これは結露が原因です。
室内が暖かく、窓の内側に水滴が生じる現象をイメージしてもらうと分かりやすいのではないでしょうか。
では、マスク内でなぜ結露が起こるのか、その理由をこの記事でご紹介します。
マスク内の結露の仕組み
わかりやすい例として、暖かい室内と外の冷たい空気が交わり、窓に水滴ができる現象です。
この現象と同じように、外に出てマスクをすると、この結露現象が起こります。
なので、マスクの中と外で温度差が大きくなる冬にこの経験をしたことがある人が多いかもしれません。
マスク内部は呼吸で暖まり、窓と同じように結露を引き起こします。
結露を引き起こす人の多くは口呼吸
マスクが濡れるのは誰にでもあり得ることですが、実はマスク内が濡れにくい人もいます。
これは呼吸法による違いが関係しています。
マスクが濡れやすい人の多くは、口呼吸をする方なんです。
これは、口呼吸が鼻呼吸に比べ湿気を多く含むことが理由です。
快適なマスクの着用法!水滴を防ぐ3つの対策
マスクが少し湿ることは口元の保湿に役立ちますが、過度の濡れは不快です。
特に冬のような寒暖差が大きい季節ではマスク内の完全乾燥が難しいため、「適度な湿度」を保つことが重要。
ここでは、水滴が付かないようにするための実用的な3つの対策をご紹介します。
鼻呼吸
多くの人が無意識に口呼吸をしていますが、鼻呼吸に変えるだけでマスクの濡れが減ります。
口呼吸は鼻呼吸より水分量が多く、結露しやすいので、日常的に鼻呼吸をすることでマスクの湿りを減らせます。
マスクの素材選び
不織布マスクは水分を吸収しにくく、内側に水滴が溜まりやすいです。
水滴を防ぐためには、水分を吸収しやすい布マスクの使用がおすすめ。
ただし、職場で不織布マスクの着用が義務付けられている場合は、通気性の良い不織布マスクを選ぶのが良いでしょう。
通勤や勤務時にマスクを使い分けるのも良い方法です。
マスクの頻繁な交換
マスクが湿った時は、新しいマスクに交換するのが簡単な解決策です。
そのため、常に予備のマスクを持ち歩くようにしましょう。
肌荒れしにくくするためにできること
適度に湿ったマスクは肌の保湿に良いですが、過度に濡れたマスクは肌荒れの原因になり得ます。
水滴の定期的なふき取り
呼吸によってマスク内部が温かく湿気が多くなると、肌荒れの原因になることも。
よってマスクの中が濡れているなと感じたら、定期的に拭き取るようにしましょう。
また、そもそもマスクを選ぶ際は通気性にポイントを置いてみてください。
余裕のあるマスクを選ぶ
肌に密着するマスクは摩擦を引き起こし、肌荒れを引き起こす可能性があります。
マスクをしたまま話すことは誰でも行うことなので、この摩擦のリスクはなかなか避けられません。
そこで、少しゆとりのあるマスクを選ぶことをおすすめします。
特に「立体マスク」がおすすめです。
これは肌との接触を最小限に留め、空間を確保できます。
丁寧なスキンケア
マスクをしている時は肌が潤いますが、外すと急に乾燥することがあります。
このような急激な湿度の変化は肌荒れの原因になることがあります。
マスクをつけている以上、この湿度の変化は誰にでも起きることなので、肌荒れをしないために、マスクをつけた日のスキンケアはできるだけ丁寧に行うことをおすすめします。
まとめ
マスクの中が濡れる主な原因は温度差による結露です。
この濡れたマスクは肌荒れを引き起こす可能性もあるため、注意が必要。
そこで、マスクの濡れを減らすためには、無意識に行っている口呼吸に注意し、鼻呼吸に切り替えることをまず意識しましょう。
また、マスクの素材は通気性の良いものを選ぶといいです。
そして最も早いのは、濡れたタイミングでマスクを交換すること。
いつでも交換ができるように、常に予備のマスクを持ち歩くことをおすすめします。
マスクが濡れやすいと感じる方は試してみてください。