レターパックは、A4サイズかつ4kgまでの荷物を全国一律料金で送れる便利な郵送サービスです。
封筒には送り主と受取人の名前を記入するスペースが設けられています。
一般に、送り主の名前に付けられる「様」の扱いについて議論があります。
この呼称を加えることで不自然に感じる方もいるかもしれません。
通常、送り主の「様」は外すことが礼儀とされています。
この記事では、レターパックの封筒に記載される「様」を外す適切な方法について解説し、その他のマナーについても触れます。
これにより、相手に良い印象を与えることができます。
レターパック利用時の「様」削除の必要性とマナー
レターパックでは、受取人と送り主の名前に自動で「様」が加えられます。
受取人にはそのまま使用しますが、送り主には不自然な印象を与えることがあります。
特にビジネスシーンでは、送り主が自分自身の場合、「様」を外すべきです。
この記事ではその理由と具体的な方法を説明します。
レターパックの概要と種類
レターパックは、どこでも同一料金でA4サイズ、最大4kgの荷物を送ることができます。
このサービスには、「レターパックライト」と「レターパックプラス」の二種類があります。
レターパックライト
- サイズ：340mm×248mm（A4サイズ）
- 重さ：最大4kg
- 厚さ：最大3cm
- 配送方法：ポストに届く
- 料金：370円（2024年5月時点）
レターパックプラス
- サイズ：同上
- 重さ：同上
- 厚さ：3cm以上でも封をすることができればOK
- 配送方法：対面受け取り（受領印または署名が必要）
- 料金：520円（2024年5月時点）
どちらも追跡可能で、迅速な配送が特徴です。
ビジネスだけでなく、個人的な用途にも広く利用されています。
ビジネスでのマナー
ビジネスでレターパックを利用する際には、特に送り主欄の「様」を外すことが求められるマナーです。
これは相手への配慮として重要であり、日本の企業文化では細かい気配りが信頼と品質の象徴とされることもあります。
個人使用時のマナー
個人がレターパックを利用する際も、「様」を外すことは一般的な礼儀とされています。
この小さな配慮が相手に敬意を表し、ポジティブな印象を与えるのに役立ちます。
レターパックにおける送り主名「様」の取り扱いと配送マナーについて
レターパックを利用する際、送り主名の後ろにつける「様」を削除することは、配送のエチケットの一部です。
削除を行う場合は、手書きではなく、定規を使用してキレイにラインを引くことが推奨されています。
加えて、以下の配送マナーも重要です。
接頭語「お」と「ご」の取り扱い
「おところ」「おなまえ」の「お」と「ご依頼主」の「ご」を削除することもマナーとして求められます。
これにより、よりフォーマルな印象を与えることが可能です。
削除方法は「様」の削除時と同様に、きちんとしたラインで行います。
住所の正確な記入
個人間でも、住所は省略せずに正確に記入することが望ましいです。
特にビジネスシーンでは、完全な住所の記載が非常に重要です。
依頼主欄の詳細な記入
郵便局においては、名前と住所を完全に記入することが求められています。
記入漏れがある場合、受取を拒否されることもあり、不明な依頼主の荷物に対しては受け取りを躊躇することもあります。
これらのマナーは、ビジネスだけでなく、個人利用時にも意識することでトラブルを避け、相手に良い印象を与えることが可能です。
レターパックでの「御中」と「様」の使い分けについて
レターパックで宛先を記入する際、一般的に受取人の名前の後ろには「様」が自動的に付けられます。
これは個人宛ての場合に適しています。
法人宛ての場合は、「様」を「御中」に変更する必要があります。
これは、個人から企業への書類や申請書を送る際に適用されるものです。
法人宛ての場合の表記
「株式会社○○」や「○○部」などの場合、「様」を削除し「御中」に修正します。
この際も二重線を引き、適切な位置に「御中」を記入します。
特定の担当者宛ての場合
特定の担当者に送る場合、担当者の個人名が明記されていれば、「様」をそのまま使います。
個人宛てでは「様」が適切です。
これらの配送マナーを守ることは、ビジネスシーンだけでなく、個人からの送付時にも重要なエチケットとされています。
適切な使い分けを理解しておくことで、多様な場面で役立てることができます。
また関連して「返信用封筒の宛名に「宛」「行」が必要か」という疑問も多いので、以下にまとめました。
まとめ
レターパックは、個人からビジネスシーンまで幅広く活用されている郵便サービスです。
個人宛てでは通常「様」が付けられ、ビジネス利用時はこの表記を削除するのが一般的です。
個人利用時にもマナーを守ることで、相手に好印象を与えることができます。
法人宛てでは「御中」を用い、特定の個人宛てでは「様」を維持します。
