敬老の日に贈り物をしなければ失礼になるのでしょうか?
そもそも、贈り物が常に必要とされているわけではありません。
贈り物をするかどうかは、感謝の心をどう表現するかということになります。
そこで、敬老の日に贈り物をしない選択が失礼にあたるかどうか考えてみます。
敬老の日に贈り物をしないのは失礼?
まず結論から言うと、敬老の日に贈り物をしなくても失礼ということではありません。
敬老の日の贈り物対象者は一般的に「60歳以上の男女」や「孫が生まれた人」とされがちですが、実際には様々な背景の人がいます。
そして最近では感謝を示す日としての意識も高まっているという事実はあります。
しかし、父の日や母の日ほど贈り物の習慣が根付いているわけでもありません。
父の日や母の日は贈り物をしても、敬老の日は特に何もしないという人もいます。
その理由の一つとして、贈り物をされる側の中には「年を取った扱いをするな」と贈り物で不快に思う人もいるようで、あえての気づかいということもあるようです。
よって、敬老の日の贈り物は送る人と送らない人に大きく分かれている印象です。
敬老の日=高齢者との認識が不快な人も
敬老の日を「老人の日」と捉え、現役で活躍しているにもかかわらず老人扱いされることに不快感を持つ人もいるようです。
昔は60歳を過ぎたら高齢者と見なされていたが、今は80歳で元気な人も多く、老人扱いを嫌う気持ちも理解ができますね。
感謝を込めた贈り物が逆効果に終わることもあるため、敬老の日に贈り物をしない選択が必ずしも礼失にあたらないとも捉えられると思います。
ただし、孫からの贈り物は大抵喜ばれるので、だれからの贈り物かという部分ですみわけができるかもしれません。
敬老の日に送るメッセージ例
敬老の日に、プレゼントは必須ではありませんが、日々の感謝の気持ちを表現する絶好の機会といえます。
よって、プレゼントを贈らなくても、メッセージで感謝の気持ちだけでも伝えることをおすすめします。
ここでは、大人からと孫からのメッセージ例をそれぞれ三つずつご紹介します。
大人からのメッセージ例
孫からのメッセージ例
「おじいちゃんおばあちゃん、敬老の日おめでとう!いつも遊んでくれてありがとう。おじいちゃんおばあちゃんの笑顔が大好きです!これからも一緒にいっぱい遊ぼうね。大好きだよ!」
敬老の日に補聴器を贈るのは適切?
上記ではプレゼントを贈ることは必須ではないとお伝えしました。
よって、プレゼントを贈ることもまた選択肢の一つです。
その場合、実用的なプレゼントを検討すると思いますが、その候補に「補聴器」が入った場合については、注意点があるので、紹介させてください。
補聴器を贈る際の留意点
補聴器は高価で、孫や子からのギフトとして喜ばれることもありますが、使いこなせないという問題も生じがちです。
補聴器がうまく活用されないことが多いのは、以下のような理由からです。
- 使用に抵抗を感じる
- 自分では聴覚に問題がないと考えていた
- 過去に補聴器を使ってうまくいかなかった経験がある
これらの問題は、通常、贈る側が受取人の意見を聞かずに補聴器を選ぶことから生じます。
サプライズとして補聴器を贈りたい気持ちは理解できますが、実際には本人に同行してもらい、聴力測定を受けてもらうことが望ましいです。
本人の意向もありますし、聴覚は個人差があるため、一人ひとりに適した補聴器を選ぶ必要があるからです。
補聴器の購入には聴力測定が必須で、外出が難しい場合は訪問サービスを利用することも可能です。
日常的なメンテナンスが重要であるため、敬老の日には定期的なチェックを促すなどのサポートも考えましょう。
まとめ
敬老の日にプレゼントは必須ではないことを紹介しました。
しかし、日々の感謝を表すのにはいい機会ですので、メッセージだけでも送ると喜ばれます。
また、プレゼントをする場合にはその選択肢の中に「補聴器」があったら、この記事に書かれていることには注意して準備を進めてください。
感謝の気持ちを表す方法は多様で、物質的なプレゼントに限定する必要はありません。
直接会いに行くだけでも十分喜ばれることがありますし、感謝の気持ちを伝える方が価値を感じる場合もあります。
ご家族にあった選択をしてみてくださいね。