母の日もらう人が多い鉢植えのカーネーション。
芽はたくさん出ているのに、どうも花が咲く気配がなく、少しずつ変色してしまっている。
大切な家族の贈り物ならなおさら、なんとかして花を咲かせたいですよね。
カーネーションの鉢植えケアの方法を、以下にまとめるので参考にしてみてください。
カーネーションが咲かない理由
カーネーションが咲かない理由には以下のことが挙げられます。
蕾の状態
完全に詰まった蕾は開花する可能性が高いです。
蕾をそっと触り、その締まり具合を確認してみましょう。
蕾がほどの詰まった状態であれば、花は開かないかもしれません。
蕾の色
蕾が茶色に変わってしまった場合、その蕾からは花が咲くことはないでしょう。
色変わりした蕾を摘み、中が変色していないか確認してみましょう。
鉢の中の根の状態
植物の根が鉢の中で完全に詰め込まれていると、酸素や水分の吸収が妨げられます。
鉢を手に取り、根の状態を確認してみましょう。
風通しと葉・枝の多さ
植物はエチレンという物質を分泌し、この物質は植物の成熟を促進し、同時に花や葉のしおれを早めます。
枝葉が過度に茂っていると、エチレンが溜まりやすく、風通しが悪くなりますので、気を付けてください。
水やり
カーネーションは湿度や高温を好まず、過度な水遣りは根腐れを招く可能性があります。
適切な日照条件
カーネーションは十分な日陰を必要とします。
しかし光が不足すると、花が咲かない可能性もあるので、注意してください。
カーネーションの鉢植えケア
カーネーションの鉢植えは以下のようなケアを行ってください。
鉢のサイズアップ
カーネーションの根が鉢全体を覆い尽くすと、水や酸素の吸収が難しくなります。
その結果、土が固まり、根への水分供給が不足する可能性があります。
新しいサイズアップした鉢を用意して、植物を掘り出す前に周囲の土を軽く掻き混ぜ、新たな鉢に移植する際は、用意しておいた培養土で余白を埋めてください。
包装材の除去
鉢周りの包装材は既にはがしましたか?
カーネーションから発生するエチレンガスが包装材内に閉じ込められいるのはよくありません。
まだ包装材がついていれば、速やかに取り除きましょう。
肥料
カーネーションは肥料を多く必要とします。
特につぼみが多くなっている場合、液体肥料を常に与えることをおすすめします。
水やり
水やりは適度に。
過剰に水を与えると根腐れの原因になります。
水やりは、土の表面が乾いてからたっぷりと水を与えましょう。
また、葉に水滴がつくとよくないため、水は根元に向けてそそいでください。
花びらの取り扱い
開花しないつぼみの特徴は以下のとおりです。
- 色が違っている
- 中が空っぽ
これらのつぼみは、良いつぼみに対してよくないため取り除いてください。
カーネーションの鉢植えの配置
以下の3つが重要な考慮事項です。
- 光が十分に当たる場所
- 良好な換気環境
- 屋外
通気性が良い屋外が最適ですが、難しい場合でも扇風機で風を起こすだけで効果が期待できます。
バルコニーでも大丈夫です。
しかし、雨の時には雨から守る場所に移動させるようにしてください。
また、夏季は良好な通風を持つ半日陰に移動させると良いでしょう。
カーネーションを長持ちさせるためのポイント
もらったカーネーションを長持ちさせるために知っておきたいポイントは、
- 咲き終わった花はすぐに抜くこと
- 夏季の適切な配置
- 花蕾への肥料補給
- 害虫の対策
- 剪定
などがあります。
咲き終わった花は即座に取り除こう
風通しを良くするためには、咲き終わった花を素早く取り除くことが重要です。
夏季の適切な配置
カーネーションは過度の暑さを好まない傾向にあります。
夏季は涼やかな日陰や冷涼な場所へ移動しましょう。
花蕾への適切な肥料補給
蕾が多い状態では、肥料が均等に供給されづらくなります。
もし蕾が多い場合は、一部を間引くことで均等な供給を確保しましょう。
制限された数量だと、美しい花が咲く確率が高くなります。
害虫対策
植物は、害虫を魅了する存在です。
アブラムシやハダニなどの害虫に悩まされた場合は、適切な対策を行う必要があります。
剪定
花の数が減ってきた場合、剪定を行うことで再び花を咲かせるチャンスが高まります。
まとめ
カーネーションの花が開花しない理由には下記の原因があります。
- 十分な光の確保
- 良好な通気状況の維持
- 適切な水やり間隔
- 必要な肥料の提供
これらの要素を心に留めつつ丁寧なケアを行ってください。
この記事があなたのカーネーションが開花するのに役立つことができれば、大変嬉しいです。
適切な手入れを行えば、カーネーションは長い間楽しむことができますよ。