大量のりんごを購入したとき、皆さんはどのように保管していますか?
通常、涼しい場所を選びますが、玄関に置くと場所を取り過ぎることがあります。
特に、出入りの際に邪魔になることもしばしば。
そんなときベランダにスペースがある場合はベランダ保管できるのかな?と思った人もいるかもしれません。
この記事では、大量のりんごを購入した際の適切な保管方法と、リンゴを長持ちさせるコツをご紹介します。
ベランダでのりんご保管は?
結論としては、ベランダでの保管は推奨しません。
ベランダは気温や天候の影響を直接受けるため、保存場所としては最適ではありません。
特に気温が極端な地域では、おすすめできません。
短期間なら問題ありませんが、長期間は避けるべきです。
高層階のマンションでは問題が少ないかもしれませんが、虫がつく可能性や、強い日差しによる傷み、雨によるカビのリスクも考慮する必要があります。
ただし、冬場の低温であれば、一時的に保管するのは可能な場合もあります。
玄関でのりんご保管は適切か?
りんごを大量に購入するとき、玄関に置いている人が多いかもしれません。
季節によっては、玄関での保管が適していることもあります。
特に冬場は問題ないですが、夏場は避けたほうが良いでしょう。
気温が上昇するとりんごは傷みやすくなりますので、理想的な保管場所は涼しく暗い場所です。
そこで、りんごを新聞紙で個別に包んで保管すると、さらに長持ちさせることができます。
また、りんごが重ならないようにすることで、下のりんごが傷みにくくなります。
りんごの長期保存法:常温と冷蔵どちらがベスト?大量のりんごを上手に保つコツ
りんごは冷たく乾燥しない環境を好む果物で、最も理想的な保存条件は温度が0℃〜5℃、湿度が85%〜90%です。
したがって、りんごを長期間保存する際は、冷蔵庫の冷蔵室が最適です。
特に野菜室よりも冷蔵室での保存がおすすめです。
りんごを新聞紙で一個ずつ包み、ビニール袋に入れて袋の口をゴムでしっかりと閉じれば、さらに長持ちします。
この方法は、りんごが放出するエチレンガスが果物の熟成を早めるため、他の果物との接触を避けるためにも有効です。
例えば、キウイとりんごを一緒に保管すると、キウイが早く柔らかくなるのはエチレンガスの効果です。
もし大量のりんごを冷蔵庫に収納するのが難しい場合は、涼しい常温の場所での保管を検討しましょう。
北向きの部屋や日陰の玄関など、涼しく直射日光の当たらない場所が適しています。
常温で保存する際も、りんごを新聞紙や柔らかい紙で一つずつ包み、ポリ袋に入れると良いでしょう。
これにより、温度や湿度の変化に強くなります。
りんごの発泡スチロールでの保存は適切か?
りんごを発泡スチロールのケースで保存する方法もありますが、冷暗所での保管が前提です。
発泡スチロールのケースを使用する際は、りんごが放出するエチレンガスが熟成を早め、傷みを引き起こす可能性があるため、新聞紙で一個ずつ包んでからケースに入れることが推奨されます。
さらに、発泡スチロールは気密性が高く、内部の温度が予期せずに高くなる可能性があるので注意が必要です。
りんごの保存時、緩衝材は取るべき?
りんごを購入した際によくついてくる緩衝材(通称「あみあみ」)は、果物を傷から守る役割を果たしていますが、家庭での長期保存においては取り扱い方に少し注意が必要です。
ここでは、りんごを保存する際にこの緩衝材を取るべきかどうかについて考えてみましょう。
緩衝材の役割
この緩衝材は、主に運搬中にりんご同士がぶつかり合い、傷つくのを防ぐために使われます。
しかし、家庭での保存環境では、この緩衝材が意外な問題を引き起こすことがあります。
保存時の緩衝材は取るべき?
緩衝材を付けたままりんごを保存すると、以下のような問題が生じる可能性があります。
通気性の問題
緩衝材がりんごの周囲を覆うことで、通気性が悪くなります。
これにより、湿度が高まり、傷みを促す可能性があります。
隠れた傷の発見遅れ
緩衝材が傷を隠してしまい、傷があるりんごを見逃しやすくなります。
傷ついたりんごは傷みが進みやすく、他のりんごにも影響を及ぼす可能性があるので注意しましょう。
したがって、家庭でりんごを保存する場合は、緩衝材を取り除いた方が良いでしょう。
まとめ
りんごは高温や乾燥を好まないため、適切な保存場所と方法を選ぶことが重要です。
外部環境の変化が激しいベランダなどは避け、りんごを新聞紙で一個ずつ包み、ビニール袋に入れて冷蔵室で保管する方法が最も理想的です。
また、りんごを保存する際に緩衝材は取るようにしてください。
これにより、りんごはその新鮮さを長く保つことができます。