学年末になると、家庭では教科書やノートが増えがちです。
これらの教材は一般的にゴミや古紙回収で処理できますが、注意すべき重要な点があります。
特に、教科書やノートに記載された名前や学校名などのが第三者に知られることを避けるべきです。
処分する際は、名前や学校名を消去するなどの対策を施しましょう。
この記事では、学習教材の適切な処理方法やそのタイミング、について探ります。
小学生の教科書やノートの適切な処理方法
新学年の始まりに伴い、教科書やノートが増えるのは自然なことですが、処分する際には注意が必要です。
教科書やノートは一般のゴミや古紙回収で処分できますが、先述のように記載している学校名や名前の扱いには特に気を付ける必要があります。
そこで、古紙回収に出す前に、
- 学校名や名前が書かれた部分をペンで塗りつぶしたり
- 切り取ったり
して処理するようにしましょう。
また、ノートの内容が個人的なものであれば、シュレッダーで細断してから処分するのも一つの方法です。
これは、子供だけでなく、家族全員にも関わる重要な事項なので、親として意識すべき重要なポイントと言えるでしょう。
教科書を処分する前には、子どもの同意を必ず得てください。
その教科書には思い出が詰まっているかもしれませんし、将来的に再利用したいと考えていることもあります。
できれば、一緒に整理を行うことで、整理のプロセスも学ぶ良い機会になります。
教科書やノートの整理タイミング
教科書やノートが溜まるのは避けられないですが、これらをいつ処分するかは案外悩ましいものです。
新しい学年が始まると、前年の教科書がまだ役立つかもしれないと考えることも。
学校からの保持推奨もある中、多くは使われることなく部屋の隅に積み重なることが多いです。
また多くの方が「必要になるかも」と思い教科書やノートを保管していましたが、実際にはほとんど見返すことはなかったという経験をしています。
溜め込みすぎた教科書類は一度に処分することもとても大変。
そこで、新学年が始まる前に、家庭内で処分のルールを設けましょう。
おすすめの教科書を処分する最適なタイミングは、
春休みや夏休みなどの長期休みの間です。
子供の長期休みを利用して一緒に教科書やノートを整理することで、
年に一度の定期的な整理を習慣付けすることが可能です。
部屋もすっきりし、新しい学年を迎える準備が整います。
保管しておいてもいいアイテムや考え方
- 地図帳
- 資料集
6年間通して使うものは保管する価値があります。
社会科のテキストや問題集も、中学校での学びに役立つため、むしろ保管しておいた方がいいかもしれません。
教科書を兄弟で再利用する可能性について
弟や妹がいる場合、お兄ちゃんやお姉ちゃんが昇級した後の教科書をすぐに手放すのは待ってもいいかもしれません。
古い教科書が再び役立つことがあるからです。
例えば、教科書を失くしたときに、上の子と同じ教科書を使っていれば、代用できる可能性があります。
中学年以降の算数の教科書は見返すことがあるかも
小学校3年生からの算数の内容はより複雑になり、これが中学校の学習のベースになります。
算数が得意な生徒でも、自信がない場合は特に、教科書を手元に残しておき、いつでも必要に応じて参照することができるようにしておくといいです。
小学校と中学校の教科書の保管と処分に関するガイドライン
小学校の教科書について
小学生には、前年の教科書を保管しておくことを推奨します。
2年続けて同じ教科書を使用する場合や、復習のために前年度の教科書を参照することがあるからです。
たとえば、3年生と4年生で同じ教科書が使用されることも。
したがって、教科や内容によっては、前年度の教科書は保管し、2年後には処分しても問題ないと考えます。
中学校の教科書について
中学校に進学する際は、小学校の教科書はほとんど活用されないのが通常です。
そのため、処分するか誰かに譲ることを検討しましょう。
小学校の内容は日常の基本的な計算が中心ですが、中学校では文字式や平方根などの抽象的な概念が導入されます。
気になる場合は3年生以降の算数の教科書をとっておくのがいいかもしれません。
まとめ
年度ごとに教科書やノートが増えるため、定期的に古紙回収や可燃ゴミで処分することをおすすめします。
全て捨ててしまうことに気が引けてしまう場合は、思い出深いアイテムは残しておくと子供も喜び、親にとっても記念になります。
そして重要なのが、処分する際に名前や学校などの記載内容が他人の目に触れないように注意すること。
対象の部分をペンで塗りつぶすことやページの切り取りがおすすめです。
また、残しておいた方がいいアイテムも少しあるので、整理の際に検討してみてください。
捨てるタイミングを見極めるのは難しいですが、子供と一緒に前年を振り返りながら整理するのも良い経験になるでしょう。