雨の日には欠かせない傘ですが、使い方が不慣れで他人にぶつかったり、ぶつけられたりすることも少なくないかと思います。
特に人混みの中での傘の使い方にも注意が必要です。
例えば電車が混雑しているときには濡れた傘を持ち込んだ際などは周りの人への配慮を怠ってはいけません。
傘の正しい使い方や持ち方を学ぶことは、自分自身だけでなく他人への配慮としても非常に重要。
雨の日はもちろん、晴れた日の日傘を使用する際にも快適に過ごせるよう、周囲に配慮した傘の使い方をマスターしましょう。
傘の基本マナーについて
傘を正しく使い、他人への配慮を忘れず利用しましょう。
周囲への配慮が重要
傘を開く前には、周りに人がいないかをしっかり確認してください。
特に混雑している場所では、注意が必要です。
傘を開く時は、前方だけでなく後方にも人がいないかを確認しましょう。
傘を開く際のポイント
傘を急に開くと、周囲の方を驚かせてしまったり、接触してしまったりということがあります。
なのでゆっくりと、上方に人がいないことを確認しながら開きましょう。
特に自動開閉式の傘は開く力が強いため、慎重に操作することが大切。
周囲の人が驚かないよう、静かに開くような心掛けも必要です。
傘の持ち方
傘の持ち方は、使っている時も使っていない時も重要です。
ここではその詳細を説明します。
使用中の注意点
傘を斜めに持つと、後ろの人の視界を遮ることがあります。
狭い場所でのすれ違いをスムーズにするためには傘を少し傾けると良いです。
荷物が多い場合に傘を不適切に持つと、他人に迷惑をかけることがありますので、特に気をつけましょう。
傘を閉じている時の持ち方
閉じた傘は、ハンドルをしっかり握り、先端を地面に向けて持ちましょう。
閉じた傘を肩にかけたり、地面に引きずったりする行為は避けてください。
閉じた傘を持つ際も、常に周囲に気を配ることが重要です。
傘の正しい閉じ方
傘を閉じる際にもエチケットが重要です。
人の近くで閉じない
傘を閉じる時も、傘を開く時と同じように周囲に人がいるかを確認してください。
特に建物の入口などでは他人の通行を妨げないよう、スペースのある場所で傘を閉じることが望ましいです。
傘を上に向けて閉じる
傘を閉じる際は、先端を上に向けて、周囲に物がないことを確認してから行いましょう。
下向きに閉じると、傘が他人に触れてしまうことがあるので避けるようにしてください。
閉じ終えたら速やかに傘を下向きにして持ち替え、周囲の方に迷惑をかけないようにしましょう。
傘の水滴の適切な処理
傘を閉じる前には、水滴を適切に扱いましょう。
建物内では、入口近くで水滴を振り払うのは避け、傘立てに入れる前に軽く振るのが良いです。
雨の日はビル入口などによく設置される水滴取り機を利用することも有効です。
電車内での傘の扱い
電車内に傘を持ち込む場合もありますよね。
電車内でも傘に関する持ち方の注意点があるので紹介します。
バンドを止めて持ち込む
電車内では、傘が他人に触れないように配慮することが大切です。
周囲の方の洋服を濡らしてしまうこともありますので、使用しない時は傘をしっかり留めてコンパクトにしましょう。
電車の手すりに傘を掛けない
電車で端の席に座る際に手すりに傘を掛けるのは避けましょう。
これは他の乗客が手すりを利用しにくくなるだけでなく、近くの人の衣類を濡らす原因にもなります。
傘は常に手で垂直に持つことが望ましいです。
タクシーでの傘のマナー
タクシーを利用する際、雨の日は傘の扱い方に注意しましょう。
適切なマナーを守ることで、自分も快適に過ごせる上、ドライバーや他の乗客にも配慮した行動ができます。
タクシーに乗る前
傘をしっかりと閉じる
タクシーに乗る前には、傘をしっかりと閉じて水滴が飛ばないようにしましょう。
水滴を払い落とす
タクシーの入口や他の乗客に水がかからないように、傘を軽く振って水滴を払い落とすことがポイントです。
ただし、周囲に人がいないことをしっかり確認してから行ってください。
タクシーに乗っている間
傘を適切に保管する
タクシーの中で傘をどのように保管するかも重要です。
座席の下や足元に傘を置く場合は、傘が他の乗客の邪魔にならないようにしましょう。
また、シートが濡れないように傘の先を下に向けることを忘れないでください。
濡れた傘はビニール袋に入れる
多くのタクシーでは、濡れた傘用のビニール袋が提供されているようです。
この袋を利用して、車内が濡れるのを防ぎましょう。
ビニール袋がない場合は、自分で用意するとより親切です。
タクシーから降りる時
再度傘を確認する
タクシーから降りる前に、傘を開いてすぐに使える状態にしておくとスムーズです。
また、傘をタクシーに忘れないように、降りる前に必ず確認しましょう。
周囲に配慮して傘を開く
タクシーから降りた後、傘を開く際は周囲に注意しましょう。
他の人に迷惑がかからないように、十分なスペースを確保してから傘を開くことが大切です。
まとめ
傘は個人を守る便利なアイテムですが、適切なマナーを守らなければ他人に迷惑をかけてしまう可能性があります。
歩いている時だけでなく、電車やタクシーに乗る際も配慮を忘れてはいけません。
雨の日だけでなく、日傘を使用する日にも快適に過ごすために、傘の持ち方のマナーを意識してみてください。
