白玉団子と月見団子の違い！保存に適した月見団子レシピとアレンジ法

中秋の名月に欠かせないお供え物としてよく知られる月見団子ですが、

一般には白くて丸い形を思い浮かべるかもしれません。

しかし地域によっては形や色、あんこの使用に違いが見られます。

月見団子は見た目が似ている白玉団子としばしば混同されますが、両者の違いをご存じでしょうか？

本記事では、それぞれの団子の特徴について詳しく説明します。

月見団子について

月見団子は、古くからお月見の際に供えられる象徴的な食べ物です。

昔の農民は月のサイクルを参考にして季節の変わり目を判断し、農作業を行っていました。

秋は収穫の時期であり、丸い月見団子を食べることで豊作や幸せを願っていたとされます。

生活や幸せを願う意味も込めて食されるのです。

十五夜には、景色の良い場所に供え台を設け、15個の団子を供えます。

この伝統的な形式では、山のように積み上げられることもあります。

月見団子に添えるススキは、稲穂を模しており、神様の降臨を願う際に重要な役割を果たしています。

中秋の名月を前にして、ススキで飾ることが一般的です。

白玉団子はもち粉のみで作られ、そのモチモチとした食感が特徴です。

新鮮な状態で食べるのが最適で、保存は適しません。

この弾力性が特長で、あんみつやぜんざい、お汁粉などの和風デザートに頻繁に使用されます。

一方で月見団子は、白玉粉と上新粉を混ぜて作るため、白玉団子よりも形を保ちやすく、保存にも向いています。

お供え物として必要な弾力性と硬さが特徴です。

作り方は、混ぜた粉を蒸し、その後練って形を整えます。

月見団子を、白玉粉と上新粉を混ぜて作るレシピをご紹介します。

このレシピでは保存性を高める工夫をしており、作り置きしても美味しくいただけます。

また、硬くなってしまった団子のアレンジ方法もお伝えしますので、最後までご覧ください。

生地を作る
- 白玉粉と上新粉をボウルに入れ、砂糖と塩を加えてよく混ぜ合わせます。
- 徐々に水を加えながら、滑らかで柔らかい生地になるまで手でこねます。生地がべたつかないよう適宜水を調整してください。
団子を形成する
- 生地を一口大の球に丸めます。ここでも手に水をつけると作業がしやすくなります。
団子を蒸す
- 蒸し器に水を沸かし、団子を並べて中火で約15分間蒸します。蒸し上がりはふっくらとしています。
トッピングを加える
- 蒸し上がった団子にきな粉や黒ゴマをまぶし、冷めたら食べごろです。

冷蔵保存： 蒸し上がった団子を冷ますと、きな粉や黒ゴマをまぶし、密閉容器に入れて冷蔵庫で3～4日間保存が可能です。
冷凍保存： トッピングを加えずに、一口大にカットしたラップで個別に包み、密閉容器または冷凍用保存袋に入れて冷凍します。食べる前に自然解凍するか、電子レンジで加熱してください。